変わりたい、変わらなきゃ…こんなんじゃダメだ。と、ずっと思い込んできた。だけど変わるためには「変わろうとしない」ことが重要なんだ。
自分を変えようとしなくていい
私は元キリスト教徒で、牧師をめざしてた。
その頃、自分の教会の牧師のこの言葉に、私は怒りを覚えた。
「自分を変えようとしなくていい」
なんて、私には当てはまらない。
私だけはみんなよりも劣った人間、悪い人間、私だけは変わらなきゃ。
別人のように、いい人間にならなくちゃ…。
そんな気持ちで毎週教会に行き、必死でボランティアを頑張った。
自分を犠牲にし、他者とコミュニケーションをとるために、観たくもない映画を観たり、興味のない話を、さも楽しげに聞いたりしていた。
あの頃の私は嘘つきで偽善者だった。
自分を騙し、私は私が分からなくなって。体と心が壊れていった。
本当の自分を思い出すだけでいい
「自分を変えようとしなくていい」
今ならこの意味が分かる。
自分を変えるんじゃなく、本当の自分を思い出すだけで良かったんだ。
ただ、自分にも相手にも正直になるだけで良かった。
「その映画観てないんだよね」って、言えば良かった。
逆方向へ突き進んで、苦しくて苦しくて、でも、誰にも打ち明けることができなかった。
自分のメンターのアドバイスすら、素直に受け取れなかった。
そして私は教会を去った。
求める者には与えられる
それから数年間、体調も気分も悪い中で、一体何が間違っていたのかを必死で考え続けた。
人生リセットしたくて。たったひとりで縁もゆかりもない静岡県に移住した。
たくさん本を読んで、色んなワークに取り組んだ。
求める者には、与えられる。
少しずつ私は私の失敗の原因がなんなのか、分かるようになってきた。
私自身、私が何者なのかを全く理解してなかったんだ。
私という体で生まれてきて、私自身をどうやって生きたらいいのか分からなくって、ただただ自己否定を繰り返してた。
「私は【本当は】どうしたいの?」
この問いを続ける。
答えは自分の中にしかない。自分で見つけてあげるしかない。
でも、これを繰り返して約2年、自分でも驚くほど変わった。
本来の自分で生きれば世界が変わる
自分が変わったというより、世界が変わってみえる。
世界は愛でいっぱいだと、いつも感じられる。
なんにもなくても、いつも満たされてる。
信じられないかもしれないけど、実は本当にそうなんだ。
真の豊かさはすでに全部ある。
だから私は、本来の自分で、本音で生きることが何より大切だってことを伝えたい。
それだけで世界が輝いていくから。
自己否定をやめて、本来の自分を思い出して、自分の中の愛に気付いてほしい。
本当はもっともっと、ただラクに幸せに豊かに、生きていい。
一人一人が幸せになる力、周りも幸せにする力を、元々もっているんだから。
ただ、あなたがあなたとして、生きるだけでいいんだよ。
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