2冊目に紹介する本は「「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本」。
科学的根拠満載(でも読みやすい)の幸福論「精神科医が見つけた 3つの幸福」の次にこの本を持ってきたのは、それなりに理由がありまして。
真面目な読者さんは、「なるほど、幸福になるには3つの幸福物質をたくさん分泌させればいいのね〜、早速実践!」
って、なる人も多いと思うんです。
それ自体はめちゃくちゃ素晴らしい!
ウキウキワクワク、いますぐ実行したいことはすぐにやってみて!
でも、いつの間にか「やりたい」って思ってたことが「やらなきゃ」に変わってくることがある。
そんな時、女子が優先すべきは「やらなきゃ」よりも断然「やりたい!」
女子はちゃんとしないくらいの方が、うまくいく。
それを教えてくれるのが、この本なんです。
女性起業家・小田桐あさぎさん「ちゃん卒」からのシンデレラストーリー
この本の著者は、キラッキラの女性起業家として活躍する小田桐あさぎさん。
2021年には家族でドバイへ移住して五つ星ホテル暮らしを実現するなど、雲の上の存在的なセレブ。
かと思いきや、成功する以前にはたぶん多くの人がとっても共感できる残念な過去をお持ちだったのです!
(失礼でごめんなさい。でも本当に、これ私と同じじゃん!!って思うことがいっぱいあった)
起業家の女性って、なにか特別なスキルがあるとか、学校でも勉強ができて、そもそも会社員として「ちゃんと」働いて、400万くらいの年収があった人が「私、起業しよ!」ってな感じで、副業をはじめて成功するもんだろうと思いこんでたんです。
(勝手なイメージ笑)
そんなイメージを覆す、あさぎさんの詳細なシンデレラストーリーは、本書の冒頭に書かれてます。
すっごく面白くて一気に読んでしまえる内容だから、ぜひチェックしてみてほしい!
努力をやめ、自暴自棄からなぜか一気に人生が好転
すごくかいつまんで紹介すると、「ちゃんとしなきゃ」と、努力したにもかかわらず、全く報われることがなかったあさぎさん。
もう自分には人並みの幸せなど手に入らない、と考えて、自暴自棄になりました。
(すごくわかる…別に人並みでいいから幸せになりたいのに、それすら叶わない苦しさ)
ちゃんとすることを諦めて、欲望のまま、生きるようになった彼女は、毎晩飲み屋やカラオケに繰り出したり、ネットゲームで徹夜してみたり。
当然、会社も休みがちになりました。
しかし、それから少しずつ、いや、どんどん人生が好転していったのです!
(あんまネタバレしちゃうと読む時つまんなくなくなっちゃうから、ここら辺で…そのくらい面白い!)
ちゃんとしなきゃを卒業する最初のステップは、休むこと
私がこの本をオススメするポイントは、しっかりと実践する順序が書かれているところ。
「ちゃんとしなきゃ」女子は、まず間違いなく、疲れ切っています(私も含め)。
第一章にある「疲れ診断チェックリスト」は、ものすごく参考になる。
ネットとかによくあるうつ度診断テストみたいな内容じゃなく、普段の何気ない行動から疲れを診断してくれます。
疲れてない、って思う人ほど、試してほしい。
多分、疲れてるから(笑)
私もこのリストを念頭に、疲れチェックを日々、やってます。
疲れたら、休む!
でも、毎日、仕事や家事育児に追われて休む暇なんてない!
ってな人のために、「ちゃんとする」をやめて、自分の時間を確保する具体的なテクニックがこの本には満載なのです。
中にはちょっと難しいな..とか、私には無理、って思うこともあるけど、実践しやすいものから順に、巻末にまとめてあるので、そっちから読んでみるのもいいかも。
ちゃんとをやめるのは意外と難しい!随時、軌道修正が必要
この本の読み方のポイントは、1回読んで終わりじゃなくて、なんか疲れた時にちょっと手にとってみるってこと。
これから幸せを追い求めていく中で、ついうっかり「ちゃんと」しようと努力していってしまう自分に適切に歯止めをかけられるようになってほしい。
私もこの記事を書くのに読み返してて、あ、また私、ちゃんとしそうになってたわーって、軌道修正することができた。
この本は微妙なズレを絶妙に修正してくれる、カーナビのようなものかな。
だんだん「ちゃんとしなくても結構やっていけるんだな」って思えるようになってきたらしめたもの。
もちろん、読書だって、ちゃんとしなくていい。
自分の気になるところだけ読んでもいいし、読みたくなければ積読してもいい。
気が向いたら読めばいいし、内容も読まずに目次だけ見てもいい。
途中で飽きたらやめればいいし、寝たっていい。
(むしろ脳の性質を考えると、途中で寝た方が記憶に残るかもね)
でも、売ったりせずに手元に置いててほしい一冊。
疲れた時、絶対、役に立つからね!
Kindle unlimitedでも読めるよ〜。
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